AIの時代に必要なこと【アスクラボメールマガジン2026年3月号】
変化スピードの速い時代、企業の収入源も常に変化しています。更に推測ができなく なってきた国際政治や国家間の軋轢。資源を海外から調達する日本は地理的に距離が あっても経済にすぐに影響が出てきます。またAI等、どんどん進化していく技術の一 方で、それを使いこなすべき人間が理性的・合理的な判断ができているかという点に ついては疑問符が残ります。
そのような状況の中で企業は何を軸として今後の活動方針を決定して行けば良いで しょうか。情報判断の材料は下記になると思います。
・現在の所感や数字を含めた活動の情報
・政治、経済、市場の動向
・基軸となる倫理観念
長年様々な企業や人物を見ていて、「数字さえ上がれば手段は選ばない。」という考 えでは遅かれ早かれ衰退していく印象です。企業という一つの組織が存続するために は一貫した倫理観念も必要であると生成AIの進化や活用度が増すにつれ、改めて感じ ております。企業だけではなく、組織が誤った判断をする大きな要因の一つは、判断 をする上層部に「現場の本当の情報」が上がらなくなり事実が把握できなくなること だと思います。思い描いた成果でない場合に叱責される可能性があると、現場は事実 を報告しません。普段からよくない情報を報告しても叱責されず、改善に向けてサ ポートが得られるような風土を作ることが組織が良い状態で存続するために必要で す。
弊社では、自社開発の「PROナビ」(組織情報共有ツール)を基軸に常にそのような 風土を作り、維持できるように努力を継続しています。過去に上記のような風土作り を目指すきっかけとなった出来事がありました。ある金融機関での講演の打ち合わせ の場面で経営陣と議論しました。「改革の必要性」は感じでおられる様子でしたがそ の場では具体的なアイデアは何も出てきませんでした。講演はその金融機関の一般ス タッフおよそ200名が参加されました。感想等から現場で対応しているスタッフの方 は市場のニーズを肌で感じており、課題、改善のために具体的に何をすればよいのか という点についてアイデアを持った方が複数おられるようでした。
いくつかそのような出来事を見聞きする機会もあり、弊社でも業務日報を管理のため の情報としてではなく、市場ニーズを知り、商品・サービス
を開発し新たな収入源を作るための情報源として活用するよう意識しました。視点を 変えると新たな発見があるものです。また、そのように活用されるのであればと、情 報の質や入力へのモチベーションも向上しました。
その中から研修コンテンツやユーザーエネルギーアドバイザー(特許取得済)等、新 たな顧客につながるサービスも生まれました。シンプルではありますが弊社は「長所 をみつける」という基本姿勢で今後も業務における情報共有・活用を行っていきたい と思います。
アスクラボ株式会社 会長 川嶋 謙
