受講生から学ぶ【アスクラボメールマガジン2019年7月号】

弊社サービスメニューの一つに「トップアプローチ研修」がありますが、私自身が営業活動でトップアプローチを行ってきた実体験を基にして研修の講師を務めています。研修の対象は、役職者の方々、ベテラン・若手の営業担当者や技術者の方々で、日本を代表する大企業にも多くご導入頂いています。

私は組織のリーダとしてアスクラボ内では「評価する側」の人間ですが、トップアプローチ研修の講師の際には、毎回、ご導入頂いた企業様とその受講生の皆様から「評価される側」になります。研修をご導入される企業様においても、満足度が低い研修は意味がありませんので、研修実施後には必ずアンケートを実施されます。そして、そのアンケート結果が弊社にとって「評価」となるわけですが、おかげさまで非常に高い評価を頂いています。

研修のアンケート以外にも、受講生の方々から学ぶべきことは多々あります。それらをコンテンツの改善・改良に生かすことはもちろん、アスクラボでのマネジメントの再確認にもなっていますので、いくつかご紹介します。

■あるべき論ではなく現場の状況を理解している

特別に高度な内容や特殊な講義を研修として行っているわけではなく、現実に弊社が経験した内容を講義・演習コンテンツとして作成しているため、受講生の方々が日常で経験していることや感じている課題や問題に非常に近い(似ている)内容のため、より身近に、リアリティを持って感じられているのだと思います。

■成功ばかりではなく失敗もあるのが現実

現実の営業的活動では上手くいって成功するばかりではなく、失敗することも多々あります。また、ノウハウとは、「こうすればよい」もあれば「こうすべきではない」もあります。失敗例の演習は、講師である私自身が実際に経験した「事実」であるため、受講生の方々も大いに盛り上がって取り組んで下さいます。

■ビジネスもプライベートも求められる要素は似ている

ビジネスにおいて経営課題を聞くためには、相手から信頼・信用を得ることと、相手の話しを理解することが必要です。この部分はトップアプローチ研修でももちろん重視していますが、ビジネスに限らずプライベートにおいても同じであると思います。人から信頼・信用してもらい、人の話を理解しなければ、相手が悩みを話すことはありません。意図が通じない相手にはアドバイスを求めることはないのです。

■「受講生から学ぶ」という姿勢

講師という立場であっても、上から下に「教える」といった高い目線や態度ではなく、受講生の方々に気づいていただくことを目的に研修を行っています。営業活動においては、正解も成功への道も一つではありませんので、受講生の方々のさまざまな「気づき」により、学ぶべきところが多々あります。

これからも「受講生から学ぶ」という姿勢を忘れずに、研修を行っていきたいと思います。

トップアプローチ研修について⇒

https://asclab.com/service/training/top_approach/

アスクラボ株式会社 CEO 川嶋 謙