企業が勝ち残るためには、受注・売上数字を上げて、継続して損益分岐点を超える収益を上げることが必要です。そのためには、商品・商材の開発、販売のための営業力、事務・管理部門の管理能力それぞれが、効率よく機能することが求められます。そして、時間はどの企業にも平等に与えられていますので、限られた時間で各部門・各スタッフのリソースをいかに有効に活用するかというマネジメントが重要になります。

例えば、仕事量のピーク時に残業が発生することは、ビジネスを行っているうえでは止むを得ませんが、日常的に残業が発生していると「残業をするのが当たり前」という雰囲気が蔓延します。その結果、仕事は「消化するもの」となってしまい、スタッフのリソースが有効に活用されているとは言い難い状況となります。そんな環境下では、新たなアイデアや発想、企画は創造されず、企業として勝ち残ることは期待できません。

業界で後発の弊社が勝ち残るためには、先に上げたとおりスタッフのリソースを有効活用することが必須です。そのためには、無駄に使っているリソース、無駄なリソースの使い方を排除する必要があります。

1)「つじつま合わせ」や「ごまかし」の排除
・予算会議の場で、他の部署や同僚、上司に対して、弱気に受け止められないようにという意識から出来もしないことを言ってしまった結果、「つじつま合わせ」や「ごまかし」のための資料や報告書作成に リソースを使う無駄。
2)不安解消のための動き
・実績数字が上がらないため、訪問の必要がない既存のユーザをたびたび訪問する無駄。
・数字が上がらないという上司の不安を解消するために行われる、効果が見込めない、あるいは結論ので ない会議をすることの無駄。
・叱咤激励の会議の無駄。
3)俗人的な業務を行う
・経験者やベテランに聞く、あるいは相談すれば早く解決する可能性があるにもかかわらず、自己満足の ために個人的な行動をする結果、社内に共有されない俗人的な業務となってしまう無駄。
4)管理者の管理工数削減
・スタッフの行動把握や商談の進捗把握等、管理マネジメントに工数を費やす無駄。
※いくら管理を行ってもスタッフは逃げ道をつくるため、管理マネジメントをできる限り削減する必要が あります。会社は給与を与えて時間を与えているのだから、スタッフはその見返りとして日報などで行動を報告する義務があります。

弊社では、上記のような無駄を削除すれば20~30%のリソース活用の効率化が可能と思っています。その結果、定時で帰ることができる日は早く帰り、必要なときは残業行うといったメリハリをつけた仕事・生活が実現し、新たなアイデアや発想、企画が創出される環境が構築できると考えています。効率化の原点は無駄の排除にあるのです。

アスクラボ株式会社 CEO 川嶋 謙