弊社では、私を含めた全部門のスタッフが、日報・商談データ(営業活動、お客様の反応、打ち合わせ情報等々)のPROナビへの登録を継続しており、多くのテキストデータが蓄積されています。日々登録されるデータについて、私が何を注視しているのかを改めて考えてみると、「誤差」を気にしているということがわかりました。具体的には次のような内容です。

1.受注・売上額の誤差
  計画している受注・売上、想定している利益と、その進捗具合から生じている誤差。

2.市場ニーズとの誤差
  想定している市場の変化やニーズと、実際の市場の変化やニーズとの誤差。

3.会社の方針や方向性との誤差
  会社の方針や方向性、会議等で取り決めた事項と、実際のスタッフの行動との誤差。

4.人材活用(適材適所)の誤差
  効果を発揮できると想定したスタッフの役割分担と、実際の状況との誤差。

5.評価の誤差
  現状の各スタッフの評価と、実際の各スタッフの行動や成果との誤差。

想定していた値や内容との違い・誤差は、リスクの兆候であり課題とも言えるため、早めに見つけて対応することが必要です。しかし、私自身を含めて、日常生じるビジネス上の良い出来事・悪い出来事などにより人の精神状態は変化するため、継続した集中力で常に冷静な判断をして、誤差・リスクの兆候を見つけて早々に対応することは現実には難しいと思われます。
しかし、人では難しくてもAIであれば常に集中力や感情に左右されないデータを出してくれます。集中力や感情といった人の弱点をAIが支援することで、誤差を早めに見つけて課題を解決するための行動をとることができます。

組織として行動するためには関係者による「誤差」の情報の共通認識が必要です。共通認識のためには情報の見える化が必要です。弊社では「PROナビ」と「AIによるリスク通知」の仕組みを連携して、人+AIの支援で継続的に「誤差」を見つけ、PROナビによる関係者の情報共有で対応しようとしています。

過去のメルマガでも紹介しましたが、印象に残っている講演があります。元ゼロ戦パイロットで”撃墜王”と呼ばれた坂井三郎氏の講演で、その内容はビジネスにも通じる部分が多々あり大変感銘を受けました。講演の冒頭で坂井氏は「私の自慢は撃墜した敵機の数ではなく、出撃で部下を戦死させなかったこと。空中戦で部下を戦死させないための方法は一つ。敵よりも早く敵を発見すること。」と話されました。企業として進化・発展するためには、他社より早く誤差(課題)見つけて対応することが必要であると思っています。

「PROナビ」について

「AIリスク診断」について

過去のメルマガ:2012年1月16日「より早く・より正確な情報をつかむ」

アスクラボ株式会社 CEO 川嶋 謙