弊社の「AIによるリスク通知」は、「AIありき」で開発した仕組みではありません。
開発のきっかけはお客様からのご相談でした。

「日報やメールなどたくさんの報告の中から、優先的に確認すべき報告がわかればよいのに・・・」、「報告(情報)に優先順位をつける方法はないか?」というご相談を受け、優先的に確認したい内容をヒアリングした結果、営業的なリスク、受注後のトラブル、進展しない商談等の兆候をつかみたいという回答が多く、そのニーズを実現する手段としてAIの利用にたどり着きました。

数年前、このAIを利用した仕組みについて企画・構築の稟議が上がってきたとき、正直なところ経験のないことに取り組む不安もありました。しかし、この仕組みが思うように開発できなかったとしても、開発にトライすることで会社としてAIの理解が進むため、その勉強費用として承認・許可をしました。

その後、営業リスクを含んだ日報を視覚的にとらえやすくした「AIによるリスク通知」の仕組みが完成し、社内利用のPROナビ(※)と連携してそのデータを基にAIを学習をさせました。
実運用を開始して2年以上経ちますが、学習データさえ上手く活用すれば、かなり精度も向上してきました。ただし、この「精度」はアスクラボにフィットした精度であり、他社で利用する場合には違いがあると思います。ここが重要なのですが、利用する会社のデータでAIを学習させれば、その会社により適したリスク通知の仕組みに育っていくのです。

「AIによるリスク通知」の仕組みを、簡単に利用し定着させるための導入・運用支援ができるノウハウを身に着けるべく、私自身この2年間、弊社の日報(テキストデータ)について、私が読んで感じるリスクとAIが判断したリスクの比較を継続してきました。
また、この仕組みを企画した弊社担当者も、お客様からAIによるリスク分析の依頼を受け、AIが判断した結果と人の目で判断した結果の比較を行ってきました。
成功・失敗を含めた営業経験やトラブルへの対応経験等、実経験で得た知識やスキルをベースにした人の感覚と、AIが判断した結果を比較する作業は非常に泥臭い作業です。しかし、導入・運用支援をするためには、AIの技術と人の業務知識・スキルの両輪が必要であり、その地道な泥臭い作業によって導入企業に合ったAI学習データ作成のノウハウが構築できたと思っています。

コロナの影響で、リアルな訪問・対面からWebを活用した営業活動のウェートが高くなってきていますが、オンラインでの面会・打ち合わせでは、リアルな対面に比べて視覚・聴覚でのコミュニケーションがとりにくいため、お客様との情報のやりとりは減少します。そのため、受注案件におけるお客様との勘違い等、トラブル発生の可能性が高くなると心配している経営者の声も聴きます。

AIが営業リスクの兆候をとらえる「AIによるリスク通知」は、リーズナブルな価格で、そして「AI」を意識しないでも簡単に使える仕組みを目指しています。

※PROナビ
弊社開発のPROナビ(組織営業力強化システム)は、業務の管理が目的ではなく、お互いの情報を集めて、お互いの長所を伸ばし、お互いの弱点を少しでも克服するための人材育成を目的にしています。

「PROナビ」について

「AIリスク診断」について

アスクラボ株式会社 CEO 川嶋 謙