野生のライオン【アスクラボメールマガジン】

弊社は「野生のライオン」を目指しています。

寅年の初めに突然「何のこと?」と思われるかもしれませんが、野生のライオンが自然界で生きていく姿は、ビジネスにも共通すると思うのです。

私達人間も含め、動物は日々生きていくために食べ物が必要です。野生の動物であれば、自らが食べ物を探し確保する必要があります。ライオンのような肉食獣であれば、食べ物となる獲物を自ら獲得しなければ、その生命を維持し生き伸びることはできません。

野生のライオンには、先ず獲物を確保できるエリア・場所を探す能力が必要とされます。そして獲物を見つけた場合、その獲物を追いかけるスピード・足腰が必要とされます。さらに、ライオンより速いスピードで逃げる獲物を捕まえるためには、仲間で協力して獲物を包囲し追いつめるような「チーム戦略」も必要となります。干ばつなどの自然の変化、他の肉食動物との競合等、環境が厳しくなればなるほど、野性のライオンが獲物を獲得するために必要とされる能力は増え、それらに適応していかなければ生き延びることは不可能なのです。

同じライオンであっても、動物園で飼われているライオンの場合はどうでしょうか。
動物園では、毎日、決まった時間に決まった量の食べ物が供給されるため、飼われているという状況が続く限り、自ら獲物を獲得する必要はありません。しかし、長く動物園で飼われたそのライオンが、ある日突然、野生に戻されたとしたら?これは想像に難くありません。定期的に食べ物が供給されることに慣れてしまったライオンには、獲物を探す能力、獲物を追いかけるスピード・足腰、獲物を確保するためのチーム戦略などは必要ではなかったため、そのような能力がある意味で退化してしまい、自らの力で生きることが困難となっているはずです。

今、ビジネスにおいても同じことが起きているのではないでしょうか?

動物園に飼われているライオンのような状況でない限り、定期的に商談や収入が供給されることはありえません。自らの力でお客様を見つけ、お客様のニーズや課題をつかみ、その解決策を考え組織の力を結集して提案を行わなければ、企業の存続は困難なのです。つまり、野生のライオンが獲物を獲得するためにあらゆる能力や戦略が必要とされるように、ビジネスにおいてもあらゆる能力や戦略が必要とされているのです。

厳しい市場環境下においてこそ、「野生のライオン」でありたいと思っています。

(追記)

「PROナビ」活用で「野生のライオン」へ

1:既存のお客様からの商談が減少した場合、新たな商談を見つける力
2:お客様のニーズや課題をつかむ力
3:組織の力を結集する力
4:解決策を提案する力

上の1~4は、ビジネスにおいて「野生のライオン」となるために必要な力です。
これらの力を身に付け、さらに磨くためのヒントは、スタッフそれぞれが日々の業務で経験・体験している中に含まれているはずなのですが、日常業務として流され、個々の頭の中に埋もれてしまい、全社的な共通認識として活かされることが少ないように感じます。

弊社の組織営業力強化システム「PROナビ」は、日常や個々の中に埋もれてしまう「野生のライオン」へのヒントを浮き出させ、全社的な共通認識の実現を支援します。

アスクラボ株式会社 CEO 川嶋 謙