売り手が考える商品・商材やビジネスモデルは、所詮は仮説によって展開しているにすぎません。「市場が受け入れてくれるだろう」、「市場が評価してれるだろう」、「市場ニーズにフィットするだろう」といった仮説は、実際に市場・お客様に提示してみなければ、本当に受け入れられるか、評価されるか、フィットするかといった結果は見えません。実際に提示した結果を検証してみて、仮説と検証結果に差がなければ売れる可能性が高く、差があれば売れる可能性は低いと思っています。

弊社開発の組織営業力強化システム「PROナビ」は、仮説と検証結果の差を「見える化」するための仕組みです。PROナビを利用することで、商品のオリジナリティ、機能、品質、価格、資料はもちろん、営業活動にかかる組織連携やプレゼン等まで、仮説と検証結果の差を「見える化」し、営業・開発・技術の組織連携で差を少なくして売上増につなげようと運用しています。

少し前のことです。私は、弊社のビジネスコンセプトおよびPROナビを、全国に通用する商材に進化させたいという思いと、弊社ソリューションに対する大企業の反応が知りたいという思いで、日本を代表する大手企業へのアプローチを考えました。そして、トヨタ自動車株式会社の豊田章男社長へ、PROナビおよびPROナビの特許(ユーザエネルギー)について紹介した手紙を送りました。大企業・大組織のトップである豊田社長はもちろん超多忙であり、取引どころか、面識も人脈も何もない弊社の手紙など無視されると思っていましたが、手紙を出してから2週間程経った頃、トヨタ自動車のシステム部の課長の方から私にメールが届いたのです。
メールは「直近に営業関係のシステムを刷新したばかりですが、一度プレゼンをして頂きたい」という内容でした。次期システムの検討資料としてのプレゼン機会ではありましたが、名古屋のトヨタ自動車をお訪ねして弊社商品のプレゼンが実現したのです。

この件で、私が「トヨタはすごい」と感じたのは、私の情報がシステム部の課長の方まで届いたということでした。大企業ですので、豊田社長からシステム部の課長職との間に何回層の役職があるのかはわかりませんが、私が手紙に同封した私の名刺情報がシステム部の課長の方に届かなければ、名刺にある私のメールアドレスにメールを送ることは不可能です。企業トップ層に届いた情報が、関係部署の担当者まで流れて届くという、企業としての情報収集・管理能力、風土、仕組みに、改めてトヨタ自動車のすごさを感じたのです。

弊社でも市場の変化への追従ではなく、市場の変化を先取りするためには、経営陣や上層部の戦略・考えが組織として共有され、現場の情報が上層部・経営陣にも共有されることが必須であると考えています。
トヨタ自動車の情報共有に改めて学ばせて頂きました。
「PROナビ」について http://www.asclab.com/service/pronavi/